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世羅な人々 ずっとの人も選んだ人も [interview]世羅な人々 ずっとの人も選んだ人も [interview]

誰かを笑顔に、幸せに
ハーブを通して、そんなお手伝いがしたいですね

ハレの高原 代表

中尾友人さん

Iターン2018年移住

誰かを笑顔に、幸せに
ハーブを通して、そんなお手伝いがしたいですね

就職をきっかけに、自然・野菜の魅力に触れ、
ハーブと出会いました。

　 もともと自然や野菜が好きで、世羅町で有機栽培をやっている会社に入社したことが移住のきっかけです。自然環境や栽培方法が違うだけで、こんなにも野菜の味が変わってくるというところに驚きと感動を覚え、本格的に農業に取り組もうと思いました。中でも、料理にもスイーツにも、そしてお湯で煎じてそのままでも飲めるハーブについて、調べれば調べるほどハマっていき、ほぼ独学で学ぶようになりました。

今は農家として独立し、無農薬・無肥料のオーガニックで、多品目のハーブを栽培・自然乾燥させて、DIYしたキッチンカーで喫茶営業等も行っています。

「好きこそものの」。
ハーブ農家として本格的にスタート。

　 世羅町の自然環境はハーブづくりにとても適していることに加えて、昨今問題視されている獣害の被害を受けにくい作物なので、個人で生計が立てられると思い、就職中に独立を考えるようになりました。

農業で独立することに対して不安はたくさんありましたが、「この地で農業がしたい」「おいしいハーブをつくりたい」という一心と、家族の後押しもあり、独立を決めました。今は空き家バンクを利用して古民家も購入し、しっかりした基盤も構え、より農業・ハーブ作りに没頭できる環境を整えていっています。

人との出会いが、また新たな『縁』を生む。
ハーブを通じて人生がより豊かに。

　 世羅町は自然も豊かですが、人の心の広さも魅力的だと思います。これまで世羅町で出会った方みんな、よそ者の自分を温かく受け入れてくれています。

また、普段はキッチンカーでハーブティーなどの喫茶営業も行っており、いろんなイベントやマルシェに出店していますが、他のお店の方やお客様からお声をかけていただき、また別の場所で出店・出品をする機会が増えてきています。さらには、私のハーブを原料に使った料理やお菓子など、コラボ商品も開発・販売されるようになり、ハーブを通じて、いろんな人や場所に出会い、素敵な経験をさせてもらっています。

世羅町を「ニホンハッカ」の名産地に。
豊かな人生のお手伝いをしたい。

　 私の大好きなハーブの一つに、清涼感ある爽やかな香りが特徴の「ニホンハッカ」があるんですが、実は広島県は昭和初期まで国内三大産地の一つだったんです。そのストーリー性も踏まえ、改めて県の特産品にして、全国にプロモーションしていくのが今の目標です。

ハーブと聞くと料理のアクセントやスイーツの飾りなど脇役のイメージがありますが、主役を引き立たせるために欠かせない役だと思っています。誰かが笑顔になれる、幸せな気持ちになれる、ハーブづくりを通して、そんなお手伝いができれば嬉しいですね。

ハレの高原 代表

中尾友人さん

Iターン2018年移住
- プロフィール -
就職がきっかけで世羅町に移住し、その後、奥深いハーブに魅了され農家になるため脱サラ。一つひとつ手作業にこだわったオーガニックハーブは、豊かな風味で味が濃いと評判。軽トラックを１から改良したお手製のキッチンカーをはじめ、店のロゴマークやパッケージデザインも自ら行うこだわりっぷり。
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