里山のお母さんに弟子入り!本気の味噌づくり。
ツアー企画“里山のお母さんに弟子入り!本気の味噌づくり。”を開催しました!!
<目的>
昨年度開講された「せらたびスクール」のスクール生である吉宗五十鈴さんを企画者とした。自身が都会から世羅に移住したことで感じた田舎の豊かさや世羅の魅力を、発酵食品である味噌や糀料理を地域住人と作ることを通じて伝える。
また、作業場所として利用した「甲山いきいき村(以下、いきいき村)」や自身が店主を務める「雪月風花 福智院(以下、福智院)」周辺の今高野山散策、「和菓子処 大手門(以下、大手門)」や「せら温泉」なども紹介することで味噌づくりや懇親会を通じたツアー参加者と地域住民の交流だけでなく、観光地としての世羅の魅力も発信する。
実施概要
- 【ツアー名】
- 「里山のお母さんに弟子入り!本気の味噌づくり」
- 【日時】
- 平成31年2月23日-24日
- 【参加者】
- 10名(広島県・岡山県・愛媛県から参加)
- 【参加理由】
- 「ツアーテーマに興味があった」
「地域住民との交流に興味があった」
「移住に興味があった」 など
イベントレポート
<ツアー1日目>
09:30 広島県世羅郡世羅町にある「いきいき村」に集合。
「いきいき村」ミーティング室にて、参加者と企画者の自己紹介、旅のしおりの配布、株式会社Ridiloverや味噌づくりを教わる地域住民の紹介、企画者である吉宗五十鈴さんから本ツアー催行に込めた想いを伝えた。
「いきいき村」加工室にて味噌づくり①を開始
昼食は「いきいき村」の「そば茶やいきいき」のそば定食
味噌づくり体験②
自分の味噌を入れる桶を洗う様子
松村さんの完成した味噌を味見/小分けに
本ツアー宿泊先の「福智院」に移動し、自由時間とした。吉宗五十鈴さんと共に希望者での今高野山散策や、せら温泉での入浴などをして過ごした。
味噌づくりの講師を行った松村悦子さんを中心に、糀料理づくりを体験。
夕食及び交流会
地域住人が8名で、全員女性であった。途中から松村悦子さんより糀料理の説明や、吉宗五十鈴さんより世羅の町並みの写真、さらには二人の生い立ちや世羅に至るまでの経緯などの話をしていただき、参加者からは移住についての多くの質問が飛び交った。
松村さんや吉宗さんの移住に至る経緯についてのお話、世羅の四季折々の風景写真の紹介。
<ツアー2日目>
参加者全員で糀を使った朝食づくり
11月にツアー催行をしたTea Factory Genの高橋玄機さんのお茶を使って、おいしいお茶の淹れ方をレクチャーした。
味噌づくり体験③
大豆を取り分ける
2日目 昼食
「せら恋し」の糀を使った弁当
味噌づくり体験④
体験内での自由時間。「大手門」にも足を運んでお土産物の購入。
「いきいき村」ミーティング室にて、参加者と共に吉宗五十鈴さんや松村悦子さんと振り返りの感想を発表した。また本ツアーの事後アンケートの回答時間も設けた。
「いきいき村」にて集合写真撮影後、15:00解散。
【参加者の感想】
「えつこさんを始め、皆さんの味噌作りの熱意とそのことを楽しんでいる姿をみて、今後の過ごし方のヒントをもらいました。また、五十鈴さんのフラットな人当たりが私の方が年長者ではありますが、手本にしたいと思いました。」
「世羅の食材を活かした麹づくしのメニューを考えていただいていて、どれもおいしかった。ライスバーガーが一番好きでした。」
「五十鈴さんもえつこさんも自己開示をしていただきより親近感が増しました。人柄に惚れました。」
「お2人の、これまでいろいろありながらいま自分らしく活き活きと生活しているお話が聞けたのが印象的だった。」
「所縁のないところに嫁にきて、やりたいことを見つけて動いているところがすごいと思います。私も、ようやく見つけるところまできたので、行動にうつすのによい刺激をもらいました!」
・ツアーページ「里山のお母さんに弟子入り!本気の味噌づくり」 https://traveltheproblem.com/tours/326
- 企画者:吉宗五十鈴さん
- 14年前に結婚を機に世羅へ移住。以来、観光農園を営む夫とともに農業を営む。カメラマン兼編集者としてひろしま食べる通信の発行に携わる。
- 2018年5月には店主として今高野山参道の宿坊を改装し、古民家カフェ「雪月風花 福智院」をオープンした。発酵食品に注目が集まる昨今において、自身も3年前から始めた味噌づくりをテーマとしたツアーを企画し、味噌づくりを通して世羅に移住した地域の方との交流の場を生み出した。また、「いきいき村」や「大手門」そして自身の営む「福智院」のファンを増やすようなツアー作りを心掛けた。