移住希望者の皆さまのご質問にお答えします。
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- 世羅町は震災・災害などはありますか。
- 移住先を選ぶとき、その土地のリスクは気になるところです。日本中どこでも起こりうる地震ですが、国の地震調査研究推進本部が作成した「全国地震動予測地図」があり、防災科学技術研究所はこの地図をインターネットで検索できるようにしています。詳しくは、これを参考にしていただきたいと思いますが、世羅町は「南海トラフ地震防災対策推進地域の指定地域」に含まれておらず、今後30年間に震度6以上の揺れに見舞われる確率は非常に低い状況にあります。移住者の方が、この状況を踏まえたうえで、移住先として世羅町を選んでいただいている事例もあります。
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- 移住にあたり、利用できる補助金制度はありますか。
- 平成28年度から移住者住宅支援事業を始めました。町の空き家バンクに登録された物件を購入しリフォームした場合、最高100万円の助成を行う制度です。移住者新築事業、移住者建売購入事業についても助成制度があります。
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- 近くに子どもはいますか。育児・教育環境はどうですか。
- 子どもは、町全体で年間100人程度誕生してますが、年々減少しております。こうした中、保育所や認定こども園の保育料を基準額の半額にするなど、子育て家庭の経済的負担の軽減と定住促進を図っています。町内には、保育所・認定子ども園6箇所、小学校4校、中学校3校、高等学校1校があり、子どもたちは、世羅の豊かな自然に囲まれ、いきいきと成長しています。
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- 田舎暮らしを体験できる施設はありますか。
- 世羅の豊かな自然の中で、季節の移ろいを感じながらゆったりと過ごしたい人のために、世羅「お試し暮らし」を平成28年4月から始めています。世羅への移住を考えている方は、ぜひ一度お試し暮らしを体験してみてください。体験料は1週間単位で10,000円です。
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- 新規就農に関する支援制度はありますか。
- 世羅町は、豊かな自然をいかして農業を始めたい人を応援します。就農を志す概ね40歳以下の農業未経験者に対し、基礎的な栽培技術や知識を習得し、農業法人等の雇用就農者として育成する1年間の研修制度があります。さらに農業経営が実践できる農業経営者育成のための1年間のコースも用意してあります。
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- 世羅町に仕事はありますか。就職するための仕事を紹介してくれるところはありますか。
- 正直に申し上げて、町内においての就職口は少ないのが現状です。しかし、近年、周辺の都市部からの移住希望が増えており、その人たちの声を聞いてみると、世羅町へのアクセスが格段に良くなり、勤務先はそのまま退職せず住居を世羅に移すという近隣都市部の人々が増えてきた現状にあります。このことから、仕事は、この周辺都市部で探すとうことも視野に入れる必要があると思います。そうすると約100万人の近隣都市部の人口に見合う就職を探すということもできると考えます。通勤時間40分圏内で就職口を探し、住まいは世羅にという考え方を持っていただくと、非常に便利な田舎町であると分かっていただけると思います。近隣都市のハローワークとの連携を図りながら、就職情報の提供に努めます。
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- 医療施設は整っていますか。
- 日本医師会のデータから、世羅町の医療の現状を見ると、病院病床数及び診療所病床数とも全国平均をかなり上回っており、田舎町でありながら充実ぶりが伺えます。また、世羅町には無医地区はないのが特徴となっています。しかしながら、医師数で比較してみると、全国平均を下回っており、田舎町における課題であることは間違いありません。
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- 自家用車がないと不便ですか。交通の便・買い物はどうですか。
- 世羅町においては、車がなくては日常生活が不便に感じると思います。ただし、車をお持ちでない人については、公共交通の「せらまちタクシー」(デマンド交通)の利用をお願いしております。自宅から町内の目的地まで、1回300円で利用することができます。
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- 地域に溶け込むにはどうしたらいいですか。地域の共同作業にはどんな事がありますか。
- 空き家バンクを利用して移住をしていただける方には、地域と協調して生活していただけるよう、地域マッチングを行っています。移住される方が地域にスムーズに入っていただくとともに、地域の課題や地域の慣習などを事前に知っていただき、地域も移住者も仲良くやっていただくため、どうすればよいかを考える場となればと思っております。地域に溶け込むためには、挨拶は大切だと思います。挨拶をきっかけに知人ができ、移住先での広がりが生まれると思います。まずは出会ったら必ず挨拶を交わすことではないでしょうか。地域の共同作業は地域より多少の違いはありますが、草刈りや水路掃除、地域の神社の一斉清掃などが一般的です。また、秋祭り、新年の行事「とんど祭り」といわれる小正月に行われる火祭りなどが主な年間行事です。
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- 『空き家バンク』を利用したいのですが、どういった制度ですか。
- まずは、空き家バンクの利用登録をしていただきます。その際、地域に定住し、地域住民と協調して生活できることを要件としていますので、地域の組織に加入し、行事や共同作業に積極的に参加することを記載した誓約書も併せて提出いただきます。次に物件を取得したら、地域との話し合いの場を設けます。その場で不安に思っておられることを地域の役員の皆さんに質問してください。
この話し合いは、移住して地域に入る時の不安をできるだけ解消し、地域は地域で移住者の受け入れ態勢づくりができるというものです。これを地域マッチングといいますが、行政が責任を持って行いますので、よろしくお願いします。